皆さんこんにちは。
岡山県岡山市に拠点を置き、県内全域で塗装工事全般を手がけているTOTAL PAINTING株式会社です。
家の中で1番上にある屋根は、常に紫外線や風雨にさらされているため、耐久性の高い塗料で塗装する必要があります。候補となる塗料はいくつかありますが、よく使われるものの1つが「フッ素塗料」です。フッ素系は値段が高いという意見もありますが、実際のところはどうなのでしょうか。ここではフッ素塗料の特徴や、屋根塗装に向いている理由をご紹介します。
■フッ素塗料の特徴
フッ素塗料は、塗料の耐久性を決める材料である合成樹脂に、蛍石を原料とするフッ素系樹脂を使った塗料です。非常に耐久性や耐候性が高いのが最大の特徴で、簡単に塗り替えができない大型のビルや公共施設などの屋根・外壁塗装には、昔からよく使われてきました。
フッ素塗料は屋根にしっかりと密着するので、隙間を作らず風雨から家を守ってくれます。炭素とフッ素の結合が非常に強いため紫外線で破壊されにくく、日光を浴び続けても長期間劣化・色あせしません。その耐用年数は最もメジャーなシリコン系塗料を上回り、外壁塗装で15年~20年、屋根塗装でも12年~15年は機能を維持できます。
また、防カビ性(防藻性)が高いのでカビが生えにくく、耐薬品性が高いため酸性雨対策としても効果的です。親水性に優れているので、汚れが付着しても雨などで落ちやすく、耐摩耗性の高さにより光沢も長期間保つことができます。さらには耐熱性にも優れているため、強烈な日差しによる温度上昇にも耐えられるなど、数多くのメリットがあるのです。
■フッ素塗料のデメリット
非常に高性能なフッ素塗料ですが、いくつかデメリットもあります。1つは、一般住宅向けの塗料としては価格が高いことです。主流となっているシリコン塗料も、耐久性や各種機能性は悪くないため、フッ素塗料はどうしても割高になってしまいます。
そしてもう1つは、次回に塗り替える際の塗料もフッ素塗料になってしまうことです。というのも、フッ素塗料は防汚性が優れているという性質上、フッ素以外の塗料では十分な密着性を発揮できません。そのため、塗り重ねる時は同じフッ素塗料を使わざるをえず、選択肢が狭くなるのです。
■フッ素塗料が屋根塗装に最適である2つの理由
フッ素塗料が割高だと聞くと、「高性能でも高いのはちょっと……」と感じる方もいるでしょう。しかし、価格を含めて判断しても、フッ素塗料は屋根塗装に最適な塗料なのです。その2つの理由をご紹介します。
・高い耐久性や耐候性が、劣化の早い屋根と好相性
屋根は周囲に紫外線や風雨を遮るものがなく、常にダメージを受け続けているため、外壁よりもさらに劣化しやすい場所です。そのような場所だからこそ、耐久性や耐候性に優れているフッ素塗料とは相性がよく、メリットを最大限に活かすことができます。
また、耐用年数が長いため、長期的に見るとシリコン塗料などよりも塗装の回数が抑えられます。その結果、塗装工事にかかる費用も減り、1年あたりのコストはむしろ安くなるのです。
・屋根は面積が少ないため価格が問題になりにくい
フッ素塗料は確かに割高ですが、屋根は外壁に比べて面積が少なく、高価な塗料を使ってもそれほど費用に差が出ません。一般的な大きさの住宅の場合、シリコン塗料と比較しても差額は数万円程度です。耐用年数の長さも考慮すると、コストパフォーマンスは非常にいいといえるでしょう。
そして、フッ素塗料を使い続けることを前提とするなら、「次回の塗り替えもフッ素塗料になる」という点はデメリットではなくなります。つまり実際のところ、屋根用の塗料としてはほとんどデメリットがないのです。
もちろん、フッ素塗料の機能を最大限に発揮させるためには、正しい方法で施工する必要があります。フッ素塗料で屋根塗装をしたい時は、経験豊富な専門業者に相談してみましょう。
TOTAL PAINTINGは岡山市を拠点に、岡山県内で塗装工事全般を手がけています。フッ素塗料を用いた屋根塗装の実績も豊富で、デザインと機能性を両立させた施工が可能です。(https://www.total-painting.com/blog/category7/142998)
入念な現地調査とヒアリングによって、最適なプランをご提案させていただきます。屋根の塗装をご検討中の方は、ぜひTOTAL PAINTINGまでお問い合わせください。