閑静な住宅街にあるT様邸、漆喰の外壁で汚れがすごく着いて白い壁が真っ黒になっていました。汚れにくく元の白い壁に戻したいとのご依頼でした。漆喰とは、色々な種類のものがあり本来天然由来の素材を使い各地の風土にあった配合や施工方法で施工する大変高度な技術を必要とする優れた材料です。白壁などに使われる本漆喰などは、防水性や不燃材であるため昔は、土壁などが流れ落ちるのをとめる役割にぬられていました。現在では、デザイン重視の西洋漆喰や調合漆喰いわゆる合成樹脂や化学繊維などの配合で作られた製品が多いです。漆喰の壁には、基本的に塗料の密着が悪く塗装が難しい材質です。本来のメンテナンス方法としては、漆喰の塗り替えを行います。
この方法にはかなりのコストが必要となってきます。既存の漆喰を落としてやり新たに塗りなおすといったような現代的では無い施工方法が必要です。エポキシ樹脂の強力なプライマーで下地の樹脂や繊維をしっかりと固めてやり強固な下地を作り上塗りをシリコンで塗装しました。
Before
After
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竣工日
2017年1月
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施工内容
エスケー化研/セラミシリコン