外壁は、雨や紫外線などの外部環境から大切な家を守る防波堤です。
しかし、外壁の塗装がいったん剥がれ落ちてくると、耐候性は急激に低下し、水漏れや紫外線劣化が急に進行します。
そのため、家を新築した後、10年を経過したら、定期的に外壁の状態をチェックし、劣化が見受けられたら塗装などのメンテナンスが必要です。
さて、外壁を塗装する際に使用する塗料としては、水性塗料と油性塗料があります。水性塗料と油性塗料は、どちらかが優れているというものではなく、一長一短で、それぞれにメリットとデメリットがあります。
水性塗料のメリットは臭いが少ないという点と、揮発性成分がないため保管時の危険性が少ないという点が挙げられます。
ただ、主成分が水ですから、雨が染みこむと剥がれやすくなり、寿命は一般的に短めです。
一方、油性塗料は水性塗料の逆で、臭いが少々きつく、塗装直後は周辺に臭いが拡散して少し迷惑がかかるかもしれません。
また、揮発性成分が含まれていることから保管には注意が必要です。
しかし、油分を主成分とすることから、その上に雨が降っても弾かれ、染み込みにくいため、水性塗料よりも寿命が長めなのはメリットです。